老後資金の基盤は年金になるが、前記事「年金受給繰り下げと老後マネープランの悩ましい関係」でも書いたように年金だけで乗り切るには年金2000万円問題をはじめ難しそうだ。もう一つの原資が退職金だ。これについても、以下のまとめ記事のように前提条件を満たす必要もあり手強い。年金と退職金だけにしがみついて老後を暮らしても楽しいのだろうか。
収入を得るための原動力は労働だ。これは日本国憲法にも定められている。老後とはいえ、お金の心配だけしている人生は切ない。
世界最高齢のプログラマーとして知られる若宮正子さん(87)のように81歳でiPhoneのゲームアプリケーションを開発するまではいかなくても、仕事は何かできるはずだ。老後も副業を持つ事で、老後資金にゆとりを持つことができる上、老後の可能性と生きがいを確保できるかもしれない。
副業を始めるには”学びが必要”
人生100年ライフのマルチステージ時代に向けて、若者世代の中で副業が流行っている。YouTubeや動画編集、SNSなど本業のかたわらに取り組んでいる。当然、すぐにビジネスになることはないので、学びも相応な時間が必要になる。筆者の若い時は、専門学校に通うしか選択はなかったが、今は自宅に居ながら学ぶことができる。筆者もこのブログを立ち上げるために、オンライン学習サイト、「Udemy」からいくつか教材を購入して学んだ。当サイトには、講師は約70000人、講座数約15.5万をどこからでも数千円から学る。
人生経験も売れるかもしれない
前記事「定年後のポータブルスキルを模索する」で紹介した、スキル求職サイト「ココナラ」では、自身の経験やスキルを売ることができる。筆者は無芸なので売る物がないが、得意な事が、意外にも他から見れば欲しい技術だったりする。