60歳再就職活動の実態は大変厳しいことは前の記事でも紹介した。以下の「ほんとうの定年後 小さな仕事が日本社会を救う」によると、70歳男性就業率は45.7%で働くことは「当たり前」だと言う。就職が難しいのであれば、起業という選択肢も視野に入れて考えてみる。時間労働の対価として報酬を得る就職に比べ、起業のハードルが高いことは当然である。老後の優位性は”自由になる時間”と締切のプレッシャーがかからないことだ。人生100年時代に学び直しのアウトプットとして起業(創業)のアイデアが創出できればと思う。例え、起業までに到達しなくとも、その過程で得た知識や経験は身になる。スラップ&ビルドであっても自分の人生だから誰もその責任を求めない。老後資金を確保する課題はあるが、シニア起業への取り組みや挑戦は老人だから許される特権かもしれない
初期投資は最小限に、小さく始める
シニア起業を検討する上で優先すべきことは初期投資は最小限にして、小さく始めることだと思う。投資を回収する時間も資本もないので、アイデア先行で起業するのは、あまりにもリスクが大きい。自分一人で始められて、小遣い程度の初期投資で始められる事業を対象にすべきだ。資本力はないので、アイデアだけの勝負になる。厳しい世界であるが、ネットで検索すれば、先人のアイデアに関心することができる。リスクを承知の上、経営計画に自信がある人には、以下のように行政の支援策が用意されている。東京都の場合、融資と専門家の助言を得る支援策が用意されている。
都内での女性・若者・シニアによる地域に根ざした創業を支援するため、信用金庫・信用組合を通じた低金利・無担保の融資と地域創業アドバイザーによる経営サポートを組み合わせて提供
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