70歳台も仕事を枯渇している
indeedの調査によると「70代」での仕事検索は50倍以上に増加しているという。背景は、年金だけでは暮らせないという切実な問題である。世界的な景気後退やインフレによる物価高は静かに加速されている。老後資金の切り崩しも迫られるので、元気なうちは働くというのが大方の考え方に見られる。
昨年、に施行された改正高齢者雇用安定法による事業主に対し「70歳までの定年引上げ」「70歳までの継続雇用制度」 なども動機づけになっている。
「70代」の仕事検索数は5年間で53.7倍に
【注】本データは、2017年2月〜2022年2月における仕事検索数100万件あたりの各月の平均推移を示したものであり、実数字ではありません。
「60代」の仕事検索数5年間で7.9倍に増加
【注】本データは、2017年2月〜2022年2月における仕事検索数100万件あたりの各月の平均推移を示したものであり、実数字ではありません。
高齢であることを理由として仕事が見つからない
仕事をしたいという強い気持ちとは裏腹に高齢であることを理由として仕事が見つからないというのが実情に見える。ハローワークの求人を見ても60歳以上の求人は少ない上に、清掃など職種も限られている。その結果、「70代」「60代」といったキーワードで仕事を探す人が増えているものと考えられる。
必ず出てくるコメントは「勉強しておけば良かった。。。」
テレビのインタビューを見ても、必ず出てくるコメントは「勉強しておけば良かった」である。逆に再就職に成功している人は必ずスキルを持っている。労働人口の減少は明らかなので、ポータブルスキルを持った老人は80歳でも働き口がある。老後が心配と嘆く前に、10年先の70歳で仕事を獲得するためにポータブルスキルを習得しておく必要がありそうだ。
起業の学校 WILLFU 社会人講座