退職金運用の選択肢- 不動産投資を検討してみた

退職金の運用
PVアクセスランキング にほんブログ村

前記事、「老後資金のポートフォリオ」でも書いたように、分散投資の一つの選択肢として不動産投資を検討してみた。一つは、REIT(不動産投資信託)で、もう一つは不動産クラウドファンディングだ。不動産投資は、コロナによるオフィス空室率など不安要素は多いが、利回りの高さや実在する不動産に対する投資の安心感はある。

以下のチャートは東証REIT指数連動型上場投信​​と日経22指数の比較。6か月の変動率はともに+6%だ。REITは日経株価の動向にほぼ連動していて、日経に比べ安定している。

REITの平均分配金利回りは3.5%と高い

REIT(リート、Real Estate Investment Trust、不動産投資信託)​の​平均分配金利回りは、3.5% と高い。REITでは利益の90%超を分配すれば法人税が課税されないので、投資家に分配される。REITは証券市場に上場しており、証券会社を通して購入することができる。商品数も多く国内だけでなく、成長が見込まれる海外REITもあるので、投資する市場と不動産の種類を見極めて選択する必要はある。

不動産投資型クラウドファンディングとは?

不動産投資型クラウドファンディングとは、投資家からの資金提供の資金をもとに物件を購入・運営するクラウドファンディングのことだ。投資家は物件の売却益や賃貸収入などに応じて分配金を得る。クラウドファンディング方式で小額から大型物件の開発に投資することができる。不動産なので立地や条件の良い物件を選んで個人でも投資できるのは魅力だ。ただし、REITは株式と同様に売買できるが、不動産投資型クラウドファンディングは契約期間中は原則売却できない。また、元本保証ではないので、賃料、地価変動、金利などで変動リスクはある。さらに、万が一、不動産の価値が下がってしまった場合には、事業会社の出資分(劣後出資)から損を補填することで、投資家の出資を守る仕組みをとっている事業会社は多い。

不動産市場全体では大きな成長は期待できないが、都心の好立地の物件は資産としての価値は高い。これらの市場に個人でも参画でき、株式よりも高利回りを期待できる。まだ、はじまったばかりの市場なので、リスクを十分に理解して信頼できる事業会社を選び小額で投資を始めたいと思う。

PAGE TOP