これまでに記事で紹介してきた定年後の手続きのポイントを簡単にまとめた。内容は筆者の環境による選択なので、記事と合わせて経験談として読んでいただけるとありがたい。
退職金の受け取り方と税金
ポイント
- 会社が運用する確定給付企業年金(CB年金)と自分自身で金融商品を選択して投資する確定拠出年金(DC年金)の二つの退職金
- 退職所得控除を設けたり、税負担が軽くなるよう配慮されている
健康保健の選択
ポイント:
退職後の健康保健の選択肢は主にいかの3つ
①勤めていた会社の健康保険を任意継続する(2年間)
②国民健康保険に入る
③妻の健康保険組合に扶養家族として入る
妻の扶養に入る条件は、年金や失業手当の給付なども含めて年収180万円未満(60歳未満の場合は130万円未満)であることだ。この収入制限はこれから先の見込み額である。この制限には失業給付のも含まれる。もし、今後、月額15万円以上失業給付が支給される場合は妻の扶養から外れなければならない。その時は国民健康保険の一択になる。
70歳年金受給繰下げの試算
ポイント:
- 70歳まで繰り下げると月額で8万4千円も増える。
- 65歳で受給した場合との総額の違いだ。筆者の場合、80歳から受給開始した方が総額で上回る。
