老人こそパーソナルトレーナーが必要だ

定年後の肉体改造
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ジム通いを見直してみる

以前の記事でも書いたが、筆者は長年、週末はジムに通っていた。ジムに行って同じマシンをカチャカチャやって家に帰ってビールと運動のご褒美にたらふく食べる週末を送ってきた。同じような同世代の方々も多いと思う。定年になってこのジム通いを見直す事にした。毎月13,000円の月謝、運動の効果、今まで冷静に評価する事はなかった。女性の会員の方はジムでお友達を作って、ジムでお喋りに花が咲く。これだけでもジムが良いの価値は大きい。私の通っていたジムは高齢者も多く社交場にもなっている。会社を離れた”オジサン”はコミュニケーション能力も低く、ジムで群れている事を見たことがない。孤独に同じマシンと向き合っている。

老人こそパーソナルトレーナーが必要だ

老後体は衰える。話題の老後2,000万円よりも体を維持していく事は大事だ。右肩上がりの若い人と違って、自分の体の使い方を知り、整え、筋力をつけていく事は老人にとって優先度は高い。ビジネスで現状の課題分析もできてないのに、やみくもに施策を打つのと一緒だ。パーソナルトレーナーの門をたたいてみた。トレーナーはピラティスを得意とする先生だ。60分コースで最初の30分が筋膜リリース。残りが今やるべきトレーニングだ。筋肉が固い状態でいくら筋トレしても効果が上がらないとの事。私の課題がお尻とお腹だ。(これは座りっぱなしの多くのオヤジの共通課題でもあるとの事)お尻が使えてないから正しく歩けてない。お腹に力が入ってないから、お尻が使えてない。確かに足の前側だけを使って歩いている。60年も生きてきて、毎週ジムに通ってこのような気付きはなかった。膝や股関節の衰えは老化の代表格だ。筋肉で支えるしか策はない。この筋トレはジムのマシンではなく、スポット、スポットの”地味トレ”しかないとの事。

プライベートジムRIZAP

90歳代の寝たきりを呼吸で緩ます技術

お尻のトレーニングの前に、難しいのはお腹に力を入れる事だ。肛門と丹田を意識しながら腹式呼吸でお腹を動かす。所謂、インナーマッスルのトレーニングだ。ここから始めるのが重要で、これができると姿勢維持に効果が期待できる。

トレーナーのクライアントに90歳代の方がいて、寝たきりで体が固まるとの依頼だ。トレーナーが試したのが呼吸で、深い呼吸を練習する事で、インナーマッスルが刺激され体が緩んだとの事だ。呼吸も筋肉で、人間が死ぬ時は呼吸が止まる。正確には呼吸する筋力が動かなくなるのだ。トレーニングは科学で裏付けられ、老人こそそれを必要としている。そのためには、一日も早く自分の体の弱みに気づく事だ。ジムに通うのは止めた。

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