定年退職して1年が経って分かったこと

定年後の選択
PVアクセスランキング にほんブログ村

定年退職してから6月で1年が経つ。退職前の最後のゴールデンウィークは多少、興奮していた。定年後のライフプランは?就職は?お金は?手続きは?メンタルは?と思い悩むことが尽きる事はなかった。このブログも同時期に始め、この1年のもがきや経験を共有してきた。1年経過すると、現実と見通しが明らかになってくる。

60歳再就職活動の実態は大変厳しい

ハローワークには求職給付を受け取る前提である”求職活動”を行うために通う必要がある。シニアを対象にした求人コーナーも設置されていているが求人数は少ない。求人内容も補助的な仕事で、直近まで前線で奮闘していた人にとっては関心を寄せるのは難しい職種がほとんどだ。同時に、人材派遣会社にも登録してみたが、経験や実績よりも60歳の壁ははるかに高かった。

政府の進める”リスキルニング”

岸田政府が進めるリスキルニング。将来にわたる労働力確保と人生100年時代に向けて、学び直しをして新しい仕事を得ることを目的にして、助成金も確保されている。筆者のブログのスキルは定年後に学んだ。レンタルサーバーを借りて、WORDPRESS上でブログを運営していく。収益目的のアフィリエイト広告は想像以上にそのハードルは高かった。ブログ運営者の大半は月額1万円以下と認識していたが、それにも遥か及ばない結果だった。2冊売れた本も収益の単価は100円以下だ。Googleのアドセンス広告も1500円ほどだ。残念ながら、これでは老後資金を支えることはできない。但し、年齢を重ねていっても、新しいスキルを習得して、新しい挑戦を継続していく事は、老後にとって何よりも優先される。会社に行かなくなり、新たな生活の軸は、新しいスキルと挑戦の延長線上にあると思う。

老後資金2000万円問題はどこに行ったのか?

株価は日経平均29,000円に迫る中、米国では地銀の破綻が起こり、景気後退の懸念は未だ強く残っている。米国の鹿糠が下がると国内にも強く影響するので、老後資金の危機の可能性は十分にある。一方、新型NISAなどの支援策が話題になる中、映画にもなった老後資金2000万円問題がマスコミに取り上げられる機会はほぼなくなった。長期投資の選択がないこれから老後を迎える人は変化に対応しながら老後資金を守る工夫が求められる。

それでも上機嫌で健やかに暮らして行こうと決めた

再就職も決まらない。副業も収益につながらない。怖いのが、追い込まれて、老人鬱になることだ。定年後1年が経って分かったことは、悩み、挑戦してみたが、結果は容易には出ないという事だ。自分が思うように行かないで、常に怒りをコントロールできない老人をたまに見かける。一番なりたくない老人象だ。目指すのは、いつも上機嫌な老人。後、10年、20年の人生上機嫌で暮らすための仕事、時間の使い方を軸にこれからのライフプランを考えて行こうと思う。その中でのキーワードは新しい挑戦だ。老人であっても成長し続ける努力が上機嫌な人生を支えてくれる。

PAGE TOP