60歳再就職活動の実態は大変厳しい

定年後の選択
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ハローワークで求人活動を始めて2か月以上経つが、その進捗は満足できる状況ではない。ハローワークでの60歳以上の求人は資格を持たない事務系や販売推進の求人は単純作業などの補助的仕事が中心になる。また、求人も広告費がかからない中小企業中心である。大手の企業では本当に欲しい人材は、広告費を使ったり、転職エージェントに依頼して採用している。ハローワークでの求職活動は自力で職を探すのが前提となる。企業にとって投資価値のない人材である60歳以上の求職活動は極めて狭き門であり、求職者の理想と現実の差は予想以上に大きい

行政が支援する高齢者向け制度

現実は厳しいが、行政も労働人口を確保すべく、高齢者向けの支援策を用意している。一つが「高年齢再就職給付金」。もう一つが、採用する企業向け支援制度、「特定求職者雇用開発助成金」

転職で受け取れる「高年齢再就職給付金」

60歳以上が再就職し、再就職先の賃金が75%未満である場合に、再就職先の賃金月額の15%を限度として給付される制度 参照:ハローワーク

特定求職者雇用開発助成金

高齢者や障害者などの就業が難しい人を、労働者として継続的に雇い入れる事業主に対して適用されるのが「特定求職者雇用開発助成金」。高齢者を雇い入れた場合は、最大60万円が事業主に支給される 参照:厚生労働省

生涯プロフェッショナルに登録

ハローワークだけでは選択肢も広がらないので、転職エージェントにも登録して話は聞いてみたが、条件が厳しいのは変わらない。やはり資格とかプログラミングなど即戦力のITスキルがない限り、事務系の仕事は単純作業で補助的な仕事が中心になる。高齢者の求職も増え、55歳を過ぎると競争率も上がるとのことだった。偶々、ネット見かけた生涯プロフェッショナルに登録に登録してみた。これまでの経験や知見を活かす仕事を仲介してくれるという。求人数や仕事内容、報酬は定かではないが、これまでのキャリアが活かされるのであればありがたい。

前記事、「定年後のポータブル・スキルを模索するでも書いたように、長い老後を生きていくためにはスキルの再構築が必要だ。今が人生100年時代のマルチステージにおける”学び直し”の時期と捉え粛々と進めるしかないようだ。

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