歳をとってからのダイエットは難しい

定年後の肉体改造
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1日の摂取カロリーが下がらないと痩せることはできない

老後に向けて先ずはこの腹を何とかしたいと思っても、歳をとればとるほど難しい。定年後はダイエット?!でも紹介したが、ダイエットに対する意識は高いが、継続は難しい。しかし、加齢により条件は更に悪化する。以下の厚生労働省の基準によれば、50歳以上になると、1日あたりの基礎代謝は130kcalも下がる。ダイエットに成功したことはないが、理論はシンプルだ。1日の消費カロリーが摂取カロリーを上回れば痩せることはできる。

加齢に伴って基礎代謝量は低下する。その主な理由として筋肉などの除脂肪量の低下があげられる。このことは活動時のエネルギー代謝量が低くなることにもつながる。また、活動量の低下などその他複数の要因が組み合わさり、総エネルギー消費量(24時間相当)も加齢に伴い低下していている。

性別男性女性
年齢基礎代謝基準値(kcal/kg/日)参照体重(kg)基礎代謝量(kcal/日)基礎代謝基準値(kcal/kg/日)参照体重(kg)基礎代謝量(kcal/日)
30-49歳22.368.5153021.753.11150
50-69歳21.565.3140020.753.01100
70歳以上21.560.0129020.749.51020

年齢別に見たエネルギー消費量

出典:厚生労働省

1日で食べてきたものを書き出してみると恐ろしい

これまで1日で食べてきたものを書き出してみると恐ろしい。朝食を食べ、昼にとんかつを平らげ、夜にはビールから始まり、焼酎に合わせて脂質たっぷりの食事を摂る。それに加え、ご飯もしっかりいただいて3,000kcalを食べている日もある。おやつも大福と煎餅を数枚かじって、500kcalなんてあっという間に頂いてしまう。

人類は進歩しても人間の仕組みは変わっていない。1日何万歩も歩き回って、やっと肉にありつく。この原始時代から体が求めるカロリーは大きく変わっていない。常に過食で燃焼されない栄養が体に蓄積されている。

ダイエットは科学的だ

ダイエットの成功は摂取カロリーと消費カロリーで決まる。運動や体操は実はダイエットに効いていない。体重が落ちた時に筋肉量が落ちないようにすることや綺麗な体を作ることには効果があっても、体重は減らない。体操したご褒美に、お饅頭(250kcal)を食べても帳消しにはならない。活動量が減少する60歳以降は、1日1500kcal以内に抑える必要がある。1日1500kcalの悲しさは、定年後はダイエット?!を参考にして欲しい。ほぼ、1.5食/日だ。通勤がない今、1日10,000歩や子供のように動き回り消費カロリーを稼ぐのは難しい。今、できることは、目の前の饅頭を食べないで、タンパク質の摂取を優先することだ。

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ご飯やパンだけを食べても筋肉はつかない。老人の健康において最も不足しているのがタンパク質。一食20g、1日に60gは最低必要としている。20gのタンパク質を取るのは至難の業だ。プロテインやサプリで代用しないと続かない。人間が死ぬ時は心臓や呼吸が止まる。これらも筋力である。健康寿命を支えているのはタンパク質かもしれない。

【コロバンたんぱく】
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