老人の要件と受け入れる覚悟

定年後の選択
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定年退職する前は誰しも同じように所謂、老後が始まると思っていた。ハローワークに行き求職活動を行い、新しい趣味を見つけ老後資金の確保に奔走する老後。しかし、実態は現実的で悲観的な選択肢しか残らない。60歳以上の求職はほとんどなく、副業は売上に繋がらない。とはいえ暗い人生でもない。圧倒的な時間とサラリーマン時代のプレッシャーみたいなものはない。老後資金がない、健康が不安だと嘆いているよりは、リスクが少ない範囲で自分らしさやこれからの人生何をすべきかを熟考できる唯一の世代かもしれない。

介護に従事する人の大半が65歳以上

これから日本も含め先進国は労働者不足による経済低成長時代に突入していくという。若者の静かな退職は進み、終身雇用の崩壊により日本を支えてきた豊かな中間層は先細りしていく。このような環境を見通すしながら、一労働力として参画することが求められ時がいつかやってくる。介護に従事する人の大半が65歳以上という老老介護が現実だ。

若い人にとっても老人にとっても決して生きやすい時代ではないが放棄することもできない。外国人労働力やテクノロジーを大いに取り入れ、一方、認知症や老人鬱に備え、人口においても多数を占める老人が知恵を使って逞しくチャレンジしていくことが期待されている

メタバースは老人に向いている

会社に帰属するという働き方が時代に合わなくなって来ている。若者も老人も自分らしさを求めてスキルを磨き、新しいビジネスの芽を育て産業そして経済を回していく。これからのメタバースは実際そこに出向いたり会ったりする必要もなく人とコミュニケーションを行える。ある面、老人でも参画できる新しいテクノロジーかも知れない。新しい事に取組むの忌み嫌わず、新しいテクノロジーを生活に組み込んでいくことに老人の覚悟も必要だ。

岸田首相指針のリスキリング

岸田首相指針の「新しい資本主義」の中で、リスキリング(スキルの再構築)がキーワードになっている。賃上げが高いスキルの人材を引き付け、5年で1兆円としてリスキリングへの公的支援を実行するとのことだ。これまで投資対象となることがなかった高齢者も大きな対象になっている。高齢者の再雇用や副業などによる経済的自立が政策として求められている。楽しい老後、愉快な老後を心待ちにしている状況ではなさそうだ。スキルや資格取得が老人にも求められるので、身構える必要がある。

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