強欲と感情に支配されるのが投資
コロナ前の2020年に投資を始めた。見よう見真似で始めて、いくつも損失がでた。幸いにもコロナで下がっている時に買ったものが、値上がりしてトータルでは利益は出ている。投資を進めるには、いつくかのルールが必要だという事は、損出した結果、書籍やYouTubeで学んだ。同じ間違いは何度も繰り返さないのが鉄則ではあるが、投資の場合、間違いは繰り返す。何故なら、強欲と感情に支配されるのが投資だ。ルールに沿って投資しないと損失生じるという事実だけは学んだ。
これから伸びる会社、これから伸びる市場の思い込みで損失
投資当初は教科書通り、分散型のインデックス投資商品(ETF)を買った。次に、グローバルで成長が著しい企業の株や、これから成長が期待できる中国株を購入した。それも一時の「これはいける」という感情だけで買い増しした。高い時期に買って様々な経済要因で基準価は下がる。自分の知らないところで、自分のお金が下がっていくという、これまで体験した事のない恐怖だ。株式投資の原則は「安く買って高く売る」である。これが難しい。株価が安くなる時、その底値は誰も知らない。安く買えたと思えても、買った瞬間から値下がりする事はある。「落ちるナイフを掴むな」市場の常識だ。筆者も今が安いと思って投資する。更に下がって更に買う。どんどん株価は下がる。

退職金で安易に投資を始めない
前記事、「退職金で安易に投資を始めない」でも書いたように虎の子である退職金で安易に投資を始めてはならない。分散投資の長期運用だとしても、ある程度の知識と技術は必要だ。投資は退職金を運用する上で鍵を握る選択肢だ。しかし、市場は老人の意図とは関係なく動く。運用の責任は老人自身であるから、知識の習得と訓練は必須だ。
